ばっかじゃないの!

じゃみらー

日本物理学会@大阪府立大に行ってきた

阪大と比べて府立大は平坦な土地にあるから、何だか海外のキャンパスっぽい。
広い敷地に大きな道、道端には芝生が生えていて木がまばらに植えられている。
その木陰にベンチがあって人が談笑している。
阪大@豊中キャンパスにはそういう空間が残念ながらない。
ちなみに全くもって海外のキャンパスを見たことがあるわけでもない。
単なる偏見から生み出した妄想がそう僕をして言わしめている。


学会については、僕が行くところはなぜか満員で立ち見すらいる部屋ばかりだった。
まともに座って聴けたのが鉄系超電導のNMR/NQRのときと、ラットリングのシンポジウムくらい。
二つとも空いた席をすぐさま埋めに行ったから座れた。

実験のこと

でも正直な話、まだ実験のデータの見方が分からないでいる。
実験データを見ると何が分かるのか/データ自体にはどこに目を向ければいいのかがいつも知っとかなきゃなと思うのに、まだ必要に迫られないので後回しにしている。
実際問題、実験結果がどんな風になっているのかを自分の目で見て分かるように(誰かに説明してもらってではなく)ならないといけない。
だって「実験結果はこう出てます」から「こういう解釈が理論的にはできるでしょう」ということも言えないし。
逆に「こういう仮説が考えられます」が、これは「こういう測定をすれば真偽が確かめられます」とも言えないだろうし。


実験手法については一通り認識しておくに如かず。

  • 何を測定すれば何が分かるのか
  • この測定はどういう条件下で行えて、どういう条件下では行えないか
  • 具体的な実験手順(測定原理)はどのようなものか

基本的には3番目の項目が本質的だけれど、実際問題として必要になるのは上の2つだろう。
何か変な結果が出てきたときとかに3番目にまで立ち戻る必要があるやもしれない。
(出来ることならいつも本質を捉えながらも、実用的であることが至上だとは思う)




ラットリングのシンポジウムについては後半しか居なかった(時間的都合で)。
ただ最後の首都大の堀田さんがラットリング入門的な講演をして下さったので少しは理解できたと思う。
ていうか「ラットリングって何?」の状態でシンポジウムに行った。
自分の研究室の教授がパイオニア的な存在だったことをシンポジウムで知るという罠。
罠じゃないか。


まぁそんな感じ。


まだこのブログで56回の物性若手夏の学校(来年)のスタッフになったことを書いてなかったと思うから
2日目の終わりにインフォーマルミーティングがあったとか、そのあと飲み会に行ったとか書かない!
飲み会に行った人たちとは少しは仲良くなれたんじゃないかなとは思う(ような気がする(ような気がする(けど気のせいかも知れない(反語))))。


さぁて計算するぞ〜