ばっかじゃないの!

じゃみらー

積極的な参加を促すための魅力的なプレゼンテーション

学会などでプレゼンテーションをする。
それは何のためか。


一つは業績としての価値が(ほとんどないと言ってもいいくらいだけど)ある。
発表できるということは、それなりに業績をあげたということ。
ただし時代の流れで院生の質の低下で学会発表の価値が駄々下がりしている。
申し訳ないが自分もそれに加担している感が否めない。


次に思い至ったものは、僕がこの記事を書くきっかけになったものだ。
積極的な議論を促すために学会で発表するというもの。
色んな知識を持つ人たちの目に留れば、何か新しいヒントが見つかるかもしれない。
そう、自分の研究に他人を巻き込むためにプレゼンテーションするのだ。
面白そうじゃないと、まず自分の研究について考えてくれない。
考えてみたい気にさせないといけない。
疑問を湧かせるようなプレゼンテーションじゃないといけない。
問いは答えを求め、答えは次のステップへと僕らを導いてくれる。


研究を「成功」させるためには、魅力的なプレゼンテーションは必須だ。
今までのぼくは、それを成果として認められるために必要だと考えていた。
でも今は違う。
それだけじゃない。
自分の研究をより深く押し進めるため、より実りの多い結果を生むためにそれが必要なのだ。
またプレゼンテーションに限らず、押し並べて他者への発信という意味で論文についても当てはまる。


書いてみて、読み返してみると、言いたいことは大して新しいことではないと思い直した。
ただ僕の中で欠けていた視点だった。