医療と調理
ご飯どきに研究室にいると、お腹の空いてきた人が食堂に行こうと誘う。
あまり学年関係なく、仲良く食事に行っていると思う。
今日たまたま僕がみそラーメンとMライスを頼んだ。
非常に残念なことに、麺に芯が残っていた。
明らかに茹で時間が短かった。
とてももっちゃりしていて、胃に堪える仕様に。
みそが追い討ちをかけてくる*1。
それでも僕は食べきった。
食堂から帰る途中、同回のやつがちゃんと茹でた麺と交換してもらったら良かったのにと言ってた。
僕は基本的に出されたものはできる限り食すというポリシー(謎)を持っている。
そう応えたら、医療ミスを引き合いに調理ミスに対する料理の交換の正当性を力説してくれた。
医療ミスで身体の中にメスとか残ってたら、ちゃんと取り除いてもらうように言うやろ?
それと一緒で、食えんようなもん出されたらちゃんとしたのに替えてもらうのは正当な権利やろう。
我慢して食べて体調崩したりするかもしらんし。
別に我慢して食べることを美徳だとか思ってるわけでもないんだけど、こう力説されると何だか本当だろうかと思ってしまう。
というか、日本人が「権利」とか言うとやっぱり未だに違和感があるのか。
僕は、権利というのがいまいち何なのか分かっていない。
大概の場合、ミスっていうのは起こそうと思ってやってる人はいない*2。
たまにはミスをするもんさ。みたいな気概でミスに寛大でありたい。
あまりに何度もミスするようだったら、さすがに言うけど。
食堂のおばちゃんが怒ってご飯作ってくれなくなったら困るし。
お金を払っているのはご飯の対価だからで、美味しさを提供するのはサービスなんじゃないかな。
質の高い安定したサービスを受けようと思えば、もっとお金がかかると思う。
学食ほどの安さは、そう滅多にないんだから。