ばっかじゃないの!

じゃみらー

夢の彼方

昨日、高校の部活の顧問だった先生が他界した。
元々がんを患っていて、それでも教師を続けていた。
卒業後、先生に会いに行っても「こんなところに来る暇があったら自分のことをもっと頑張れ」という感じの先生だった。
そんな先生だった。


以前、がんを患っていると知ったときに後輩が手際よく、
お見舞いを兼ねて「思い出アルバム」を企画してくれた。
OBOGが思いおもいに何か書いて寄せ書き風にしたものを渡そうという。
僕はそれに参加しなかった。
きっとそういうのを表立っては喜んでくれないと思ったから。
内心では喜んでくれるかもしれないけど。
むしろ僕は自分のやることを頑張ってればそれが一番のお見舞いになると思ったから。
その企画がうまくいったのか僕は知らない。


これから通夜に行ってくる。


3月1日は、先生がいま勤めていた高校の卒業式だったという。
卒業式の時期になったら、頑固だった先生のことを思い出してくれれば嬉しいと、先生のお兄さんが言っていた。


こんなときに何なんだけど、こんなときだからこそ部活仲間と会えたりする。
東京から駆けつけたマメな後輩もいれば、仕事を早めに切り上げてきた同級生もいた。
通夜に間に合わなかったけど後から先生の顔を見に行ったのもいた。
みんなとファミレスに入って、久々にだべった。
こんなことができるのも先生のおかげです。
先生はそんなことしてる暇があったらもっと頑張れと仰るかもしれませんが。