ばっかじゃないの!

じゃみらー

民主主義の弊害

以前に誰かが民主主義の最大の汚点は「多数派の意見が常に正しいとされることだ」と言ってた。
でも、本質的に問題なのはそこじゃないように思った。


自分が多数派であることを自覚させないこと。
もしくは少数派が切り捨てられていることを知らないまたは気づかないこと。
それこそが問題なんじゃないか、と思う。


さきの衆議院選では以前にも増して「選挙に行こう」とプロモーションしていたのを思い出す。


20歳以上の国民には選挙権がある。
それにも関わらず選挙のときに投票しないのはよくないことだ。
だから選挙に行こう。
日本をよくするために選挙に行こう。


そんな感じでテレビやらネットやらでわいわい言ってた気がする。
そのときの僕は、あんまり違和感を持たずに投票しに行った。
言わば「言われたとおりに投票しに行った」ようなものだった*1


「投票する」ことは善で、「投票しない」ことは悪かのように思っていた。


選挙で投票するということは、権利であることを思い出した。
それから権利には義務がついて回るのだと思い至った。


はて、僕はどんな義務を負っているのだろう。
一般に「義務をはたせないものは自分の権利を主張することを受け入れられない」と言われているのに、僕は何の義務を負っているのか分からない。
国会中継をたまに見て、ネットに上がるニュースやテレビのニュース番組を見ているだけではとても義務を果たしているとは思えない。


何が言いたいかと言うと、本当に日本をよくしたいと思うのであれば、僕は無責任に投票すべきでないと思ったということだ。
「よくなればいいな」という程度でなくて。
義務を果たしていないのに権利を主張する/行使するというのは無責任だと思う。


しかし、義務ってのは何なんだろう。
マニフェストを読んだところで、どこまで当てにしていいのかも分からないし。


やっぱ、しっかりと政治の体制を知ることかなぁ。
政治の話をスポーツに喩えてる人がいた。
正式に試合に出るためにはルールを覚えてないといけない。みたいな感じ。


参考までに。
なぜ選挙は権利から義務にならないの???(1/2) | 政治のQ&A【OKWave】

*1:もちろんそれ以前にも選挙があるときは投票しに行っていたけれど。