ばっかじゃないの!

じゃみらー

正確さと理解度

教えるってのは難しい。
バイトというかたちで、教える機会を得た。
何を教えても良いと言われた。
どえらい困ったが、実際的な必要からすることは決まってきた。


一般的に言って、何かを伝えたいとき、話をするとき、どう考えるべきか。


最低限、分かってほしいことは何なのかを明確にすべき。
で、それを軸に話を発展させる。
話の筋としては一本道にする。
相手が少し余裕をもって理解できているのなら、その道が方々で枝分かれしていることを匂わせることも良いかもしれないが、そこは非常に難しいところ。
一般的には言えない。
脇道に逸れてしまって、進むべき道を見失っては成果が得られない。
一つ一つ、着実に手に入れていくことが望ましい。


一つの「分かった」が軸になって、他のものも分かるようになるものだ。
ゆえにまず最初に何かしらの軸を持ってもらいたい、教える側の方としては。
ただ、その軸というのは一朝一夕で手に入るようなものじゃないし、教えただけでは身につかない。
自分で考えて、言葉にして、その言葉を反芻しているうちに、軸が出来ていく。
それが重要。
教える側が教えたことは、その自分で考えているときに、知らず知らずのうちに考えを進ませるキーポイントになっているような、そんなものを教える必要がある。


まぁ理解しようという気概のない人間には、こんな考えは通用しない。
できることなら興味を刺激して、何とかそういう気概を奮い立たせてほしいとは思っている。
そんなことまで出来たら、相当の手練だろうな。