ばっかじゃないの!

じゃみらー

けんかしたときにぽろっと本音が出る

「けんかしたとき,ひとは思ってもいないことを言う」という意見の人もいる.
けれどぼくはそうは思わない.
むしろ「けんかしたときにぽろっと本音が出る」こともあると思っている.
もちろん,相手をただ傷つけるためだけの言葉もあるし,
そういう類いの言葉は「思ってもいないこと」に含めた方が良いだろう.


常々思っていたが,機会が見いだせずに(あるいは,伝えるべきでないと思っていて)ずっと内に留めていたものを,
感情が荒ぶっていたせいで不用意に発してしまったという場合も,確かにあるように思う.
それはきっと「思ってもいないこと」ではないし,まして相手をただ傷つけるための言葉でもない.
それを本音なのだと,ぼくは思う.


そういう言葉はとりわけ印象的だ.
溜めていた分が加味されたせいか知らんが,他の言葉に比べて殊更に重たい.
そして妙に納得させられる.


何があったかと言うと,父親とどうでもいいことで言い合いになったとき,
ぼくの将来が不安だと言われた.
大学に進まずにずっと働いてきた身からすれば,
博士課程まで行って,反社会的な生活をしてる奴の将来はそりゃあ不安だろうなと思った.
意味合い的には心配ではなく不安が正しいように思う.