ばっかじゃないの!

じゃみらー

環境を変える

中学のころ塾に通っていた.
そこの先生がこんなことを言っていた.
県下1位の高校は奈良市内にあり周りに有名私学があり,遊ぶところもたくさんある.
それに対して県下2位の高校は県南部にあるし遊ぶところもあまりないし周りに高校がない.
以前の学生は自分の地元の高校に進学していた.
奈良市に近いところに住む学生は前者へ,南部の学生は後者へと進学していた.
後者の高校へ進学する学生は「自分がこの高校を県下1位にしてやるんだ」みたいな気概があった.
最近の学生は大変な通学時間をかけても県下1位の高校へと進学しようとする.


ちなみに僕は県下2位の高校へ進学した.
別に県下1位にしてやるっていう気概はなかったけど,少しは高校の発展に寄与できたと思っている.


話を抽象化すると,こんな感じかと思う.
つまり,最近は自分の今いる環境をより良いものにしようとするより,
今の環境とは別にある,より良い環境を選ぼうとする傾向が強い.
俗に「狭い日本にいてたらダメで,もっと広い世界に出てみないと!」という言葉に代表されるような何か.

より良いと思う環境に自分の身を置くべきだと思う.
みんながそんな風に考えて,より良い環境を指向すると,より良い環境はたぶんもっとより良くなる.
ただし,そこではない場所は荒ぶとは思う.


何が言いたいかって言うと,大して何も言いたいことはない.
ただそういうことだと思う.
広い世界を知ることはきっとすごく大事だけど,日本にいてダメなことはないと思う.
自分次第でダメにもなるし,もしかすると「ダメ」な日本を良くできるかもしれない.
郷土愛とか反骨精神とか,そういう類いのものがなくなってきているらしい.
それが良いことなのか悪いことなのかは分からないし,あまり興味がないけど,
環境を変えるってそういうことだと思う.


たぶん転職とかもそうだろう.