ばっかじゃないの!

じゃみらー

夢を抱かせて、その夢を諦めさせて

中学、高校、大学と歳を重ねるごとに自分の才能の限界を強く意識するようになる。
何にだってなれると思っていた幼いころ。
人よりもずいぶん成績が良い中学時代を我が物顔で過ごし、
少しばかり成績が良かった高校時代に自分よりもすごい奴を知り、
大学時代に自分は大した才能のない人間なのだと思い知らされる。
そして就職活動で自分の才能のなさを上手に隠す術を身につけるよう迫られる。
不満を言いながらも現状を打破できる自信はない。


競争原理のうえに成り立つ社会なのだ。
しかも、いま競争は世界規模で行われている。


そりゃあ競争に勝ち続けるなんて無理だろ。
それができる人間は多くとも一人しかいない。
それ以外はみんな負けたことがある人間ということになる。
早いうちにそれに気付くべきだろう。
そして思い直してほしい。
才能のあるなしで挫折してはいけないと。
自分が思っているほど「才能」という言葉に意味がないことを。


嫌ならやめろ、やめないなら頑張れ。
頑張れば報われるとは限らないが、頑張らないと報われない。
報われたいから頑張るのなら、やめてしまえ。
そんな努力なら報われない。


根性論とか精神論じゃなくて、諦めずに続けたひとがたぶんきっとすごいんだって思う。