ばっかじゃないの!

じゃみらー

上手に相談するために心がけるべきこと

他人に相談するとき,色々な場合が考えられる.
たとえば全く解決策が見いだせない問題を目の前にしているとき.
あるいは解決策はすでに複数個見いだしてはいるものの,どれにすべきか迷っているとき.
ほかにも,相談というより,自分が前へ進むための最後の一歩を踏み出す後押しをしてもらいたいがためのものもある.


他人に相談するときに,まず
・何に困っているのか
・自分はどうしたいのか
のふたつは意識しながら相談相手に伝えないといけない.
ハッキリと理解している必要はない.
ただ,どちらかが欠けても,有益な助言は得られない.


上のふたつの要素にある.「困る」も「したい」も,相談者しか提供しえない.
そして相談にその片方しか含まれていない場合,とどのつまり愚痴の域を出ない.
「〜〜〜に困っているんだ」と言われて,別にどうにかしたいわけでもなさそうだと,話を聞くしかないし,
現状の問題点を相手に伝えないで「〜〜〜になりたい/をしたい」と言われても,頑張ってくれとしか言えない.


困っている点と,自分の要望とが衝突する場合は,仕方なく妥協点を探す必要がある.
一見して衝突するように見えても,うまく回避する方法がある場合もある.
そもそも衝突していないのに,衝突していると錯覚している場合もある.
その場合は,問題点が別にある場合がある.


対人関係についての相談ならば,
・相手がどういう行動をとって
・自分はそれに対してどう返して
・相手と自分はどうなったのか
・自分はどうしたいのか
・相手はどうしたいと思うか
くらいは有益な助言を得るために必要だ.


相手がどうしたとか自分はどう感じたとかいう部分だけを伝えたがるひとは案外にいる.
自分の言動については相談者にまともに伝えない.
相談というよりは愚痴を聞いてもらうだけになってしまう.


上手に相談するために心がけるべきこと,それは相談したいと思う自分のためにある.